ボーカルマニア

ジャズシンガー &ジャズボーカリストにおすすめな曲集(レパートリー集)をおしえて!

ジャズシンガーにぴったりのジャズ曲集を知りたい!

憧れのジャズボーカルを習い始めて、いろいろな曲を覚えたい。でも、ジャズで演奏される曲ってたくさんありすぎて、どうやって選べばいいのかな?初心者向けの教則本やレパートリー集ってあるのかな?

そんな風に思われる方もおられるかもしれません。

この記事はこんな方向け
  • ジャズボーカルを始めたので、1冊ジャズのレパートリー集(曲集)が欲しい。
  • プロジャズシンガーおすすめの曲集はどれか?知りたい。
  • ジャズシンガー向けの曲集はどんなものがあるのかを知りたい。
  • ジャズを始めたばかりでどんな有名曲があるのかを知らないから、レパートリーを増やしたい。
  • ジャズボーカルを学ぶためには教則本が必要なのか?知りたい方

とりあえず、プロシンガーのおすすめ曲集を知りたい

プロジャズシンガーのおすすめ曲集をとりあえず知りたいという方は、こちらがお勧めです。The Real Vocal Bookというものです。

私が留学していたアメリカでは、ほぼ100%のプレイヤーが、このReal Bookを使っていました。ボーカル用だけではなく、移調楽器向けなどいろいろとあります。

High key版とLow key版があり、これはHigh key版ですが、ジャズシンガーの演奏の場合、自分のキーに合わせて楽譜を移調しますので、どちらのバージョンでも良いと思います。自分の好きな曲が多く入っているものを選ぶと良いでしょう。

The Real Vocal Book – Volume I Songbook: High Voice

より見やすい書体にしたThe New Real Bookもあります。どちらも持っていますが、The Real Bookの方はコードの書体が手書きのようになっており、慣れていないと見づらいかもしれません。The New Real Bookの方は、いわゆる一般的な楽譜の書体に近いです。

なぜこのReal bookシリーズが良いのかは、下記をご覧くださいね。よい楽譜集を手にすることは、素敵な歌を歌っていく第一歩です。

ジャズで演奏される曲は数限りなくあります。

ジャズで演奏される曲は何百、何千曲とあり、特に初心者のうちはどんな曲を選んだらいいのかということに迷ってしまうと思います。

初心者の方は、ジャズをやってみたいけれどどこから手をつけたらよいのか?と混乱してしまうこともありますよね。

ジャズボーカルの場合は、習うより慣れろが基本

ジャズシンガーの教則本のようなものも市販されていますが、実際のところは、そういった本を読むのはあまり有効な手立てではないように思います。

なぜなら、ジャズの基本は「習うより慣れろ」だからです。

ジャズ独特のスウィングのリズムやボサノヴァのリズムというのは、そもそも盆踊り民族の日本人の中には流れていないリズムです。つまり、まず何よりも先に、ジャズ独特のスタイルに慣れ、スイングのリズムを感じられるようになるということが大切なのです。

それを抜きに、本を読んで知識を詰め込んだところで、意味がないのです。

とはいっても、そもそもジャズの曲をあまり知らないからどうしよう・・?

そもそもジャズの曲をあまり知らないから、レパートリーを増やしたくてもどうすればよいのか困ってしまう。

そんな方はまず1冊、曲集(レパートリー集)を購入されることをお勧めします。1冊以上は買う必要はありません。

また併せて、このような記事もご参考になさってくださいね。

ジャズボーカル初心者におすすめする楽譜集とは?どんなものを購入すればよいの?

ジャズのレパートリー楽譜集という形で2〜30曲掲載されているものから100曲程度入っているものまで、様々なものが売られています。

ジャズシンガー向けと題された曲集は、ジャズを歌いたい人のために向けて編集されていますので、多くの曲はいわゆる初心者が取り組みやすい曲だったり、とても有名な曲になりますので、取り組みやすいと思います。

日本語で出版されているジャズの曲集は、正直いまいちなものが多い

今まで様々なジャズの曲集を手にしてきました。

日本語で出版されているジャズのレパートリー集もたくさんありますが、ほとんどのものは実際の演奏現場ではあまり使われていないようなコード進行が書かれていたり、そもそもジャズの楽譜の書き方に合っていないような楽譜集の場合もあります。

ジャズシンガー向けおすすめ楽譜集ランキング

第1位 The Real Vocal Book    ★★★★★
第2位 ジャズ・スタンダード・バイブル FOR VOCAL ★★★
第3位 Jazz Ballads for Singers: Women’s Edition
Jazz Ballads for Singers: Men’s Edition         ★★★
第4位 Jazz Standards for Women Singers     ★★★
第5位 女性ジャズ・ボーカリストのためのスタンダードソングブック2 ★★

下記の観点を中心に、実際に使いやすい曲集をランキングにしました。

  • メロディー、歌詞、コードがきちんと書かれていること。
  • 1段のメロディー譜であること。(ピアノ伴奏のついている3段譜などは使いづらくNG)
  • コード進行が一般的にジャズの演奏現場で使われているものであること。
  • 一般的に有名でよく歌われている曲が多く収録されていること。

このような条件を踏まえて選定しました。こうやって考えると、かゆいところに手が届くような曲集はほんとに限られていますね。私、ジャズレパートリーブック、出版しようかな。笑。どなたか出版物に詳しい方、助けてください〜。

これ以外にも楽譜集はたくさん出版されていて、おそらくいっぱい売れているんだろうな〜と思われる楽譜集はいろいろ出てくるんですが、それぞれ様々な問題があり(生徒さんが持ってくる楽譜のほとんどがイマイチ・・どれもアマゾンに売られていますが・・。)、あまりオススメできません。

やっぱり、私、自分で作って販売した方がいいかもしれない。笑

The Real Book、The Real Vocal Book

アメリカではかなりの確率で、このThe Real Vocal Bookを使っていて、実際に私も長年これを使っています。シリーズで何冊も出版されているため、実際に各バージョンに掲載されている曲名を確認して、知っているものが多そうなものを選ばれるのをお勧めします。1冊に300曲程度という膨大な曲が掲載されているため、飽きることはありません。系先局の数という意味ではコスパはかなりいいと思います。

ちなみにこの記事で紹介しているThe Real Vocal Bookはジャズシンガー向けのものですが、移調楽器のためのエディションなど、シリーズものがたくさんあります。

少し前までは海賊版などがたくさん出回っていましたが、いまは、Hal Leonardが一括して管理しているみたいですね。Kindleも出ているようなので、iPadなどを持っている方はKindle版も便利かも。

まぁ違法コピーや海賊版が出回る位、アメリカのジャズアーティストたちの中では一般的で、支持されている楽譜集がThe real bookと言うことです。

The Real Bookと併せて使いたいiReal Pro

iReal Proとは、スマホやパソコンで簡易のカラオケを流すことができる練習用のアプリです。練習用のアプリといっても、録音することができたり、キーやスタイル(スイングやボサノヴァなど)やテンポの変更も簡単で、とても優秀なアプリで、ジャズ系のアーティストのほとんどが持っているといっても過言でないアプリです。

また、The Real bookのコード進行とiReal proのコード進行は近いことが多いので使いやすいのも良い点です。有料アプリではあるものの、サブスクリプションではなく、一回買い切りのアプリというところもおすすめポイントです。(私が購入した時は800円くらいだったのですが、どんどん値上っているので欲しい方は早めにどうぞ。値段以上の働きをしてくれます。)

iReal Pro (iPhone)

iReal Pro (Android)

iReal Pro (Mac)

ジャズスタンダードバイブル For Vocal

日本語で注釈などが書かれているものを購入したいと言うことであれば、ジャズスタンダードバイブル FOR VOCALが良いと思います。著者の納浩一さんは有名なジャズベーシストですね。

100曲以上のたくさんの曲が収録されているため、まだジャズの曲はあまり知らないと言う方は、掲載されている曲を順番にYouTubeやCDで聴いていくだけでも、ジャズの知識が増えると思います。

とはいえ、カラオケのCDが収録されていますが、正直このクオリティは、かなりイマイチかも?です。アマゾンのレビューを見ても、このCDを聞いてがっかりされる方が多いようです。

そういう方はぜひ私のYouTubeの音源と一緒に歌ってみてください。音源のクオリティーの良さを感じていただけると思いますよ。インスト音源もご購入可能です。

Mariko AWADA YouTubeチャンネル

個人的には、ジャズシンガーは英語で演奏するわけですし、日本語の曲集でなくてはいけない!という理由も正直ないかな〜と思いますので、やっぱり個人的にはThe real book一択かなぁと。

Jazz ballads for singers、Jazz Standards for women singers

これらの楽譜はHal Leonardというジャズ系につよい出版社から出版されている曲集ですが、Hal Leonardの楽譜は良いものが多いです。

曲のチョイスや編曲が独特ではあるのですが、他の曲集には載っていない曲があったり、ついてくるCDのカラオケのクオリティが生演奏のものが多く、他社の出版物に比べるとかなり上質なものが多いです。実際に生演奏で演奏されているものを収録されているので、バンドと一緒に演奏しているような気分も味わえます。そういった意味で、なかなか生演奏で歌う機会の少ない方にはとても良い教材だと思います。

1冊目の曲集というよりは、どちらかというと初級者〜中級者向け、2冊目、3冊目に購入するもの、というイメージですね。

実際に、私はバークリーに留学するための奨学金の試験の際はこの曲集のCDを伴奏音源として使いました。それくらいの場で使用しても大丈夫なクオリティのものだということです。

Hal Leonardの曲集は他にもいいものがたくさん出版されています。

また、ランキングには載せていませんがHal leonardからは、例えばガーシュウィンの曲ばかり集めたような曲集だったり、スティーヴィー・ワンダーの曲をジャズ風にアレンジしたものを集めた曲集など、様々なレパートリー手が出ています。

これらはアレンジも凝っていたりするため、編曲の参考や、他の人と少し違ったアレンジで歌いたいと言う方はお勧めです。

The real book とiReal proの組み合わせが、ジャズ初心者には1番手軽で間違いがない

様々なジャズの曲集が出版されていますが、上記の2つの組み合わせがまずはオススメかなと思います。曲集をいくつも購入するよりも、まずは1つを購入して、じっくり使い込むことをおすすめします。そのためにも、レパートリー集の購入は失敗したくないですね。

また、iReal Proとの合わせ技で、簡易なものにはなりますが、カラオケも手に入れることで自分のキーを判別したり、ちょうどよいテンポやリズムスタイルを見つけたりと、効率的に練習できるようになります。

今日のまとめ
  • ジャズ初心者がまず購入する楽譜集はThe Real Book一択。
  • ボーカリストならThe Real Vocal Bookがおすすめ。
  • 日本の出版社から出ているものならジャズスタンダードバイブル。
  • ジャズの演奏は教則本を読み込むより、CDを何度も聴いてリズムを身につけよう。
  • 習うより慣れろの精神で一緒に楽しみながら頑張りましょう。