ボーカルマニア

【ボイトレ上達の道】講師のお手本を真似できる人が少なすぎる!

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この記事を読むとこんなことが分かる

(全体を3分程度で読めます♪)

・個人レッスンの受け方について理解できる。

・個人レッスンを受ける際の姿勢について理解できる。

・講師がレッスンの際に伝えたいことが理解できる。

講師のお手本のまま素直に真似できないと上達しない!

今日は、講師のお手本を忠実に真似できないと上達が遅いという話です。

いきなり何?講師の言うとおりにしなくちゃいけないの?どういうこと?という感じですが、日々レッスンをしていてしょっちゅう感じることなので、今日は記事にしてみました!

私がボーカルレッスンをしていてよく感じる事はこんなことです。

講師が言った通りのことを、(自己流にせず)そのまま素直に実践できる人が、とても少ない!

ここだけ読むとかなり語弊があるので(すごい俺様!な講師みたいですよね。笑)、このあと細かく私の意図をお伝えしますので。

ということで、今回のテーマはこちら。

学習者は、自分なりに噛み砕いて理解をするという大切なプロセスを経て新しいことを学習していきます。

その過程で、『講師が本来伝えている事とは違う内容に、いつのまにか置き換わってしまう』ということがしばしばあります。

 

文章にするとちょっと難しいのですが、この点にフォーカスしてみたいと思います。

上記の内容をもう少し噛み砕き、具体的に言うとこんな感じです。

講師
講師
今回はここの点について(のみ)、注力をして練習してみましょう!
生徒
生徒
確か先生こんな風に言ってたけど、この方が歌いやすいからこれで練習しておこう

(指摘した部分以外はそのままでよかったのに)言われたこと以外の部分まで、自己流に勝手に変えてしまう。

結局、バランスが取れず、改善したかった部分が

全く改善されていない!

ボーカルレッスン、ボイストレーニングの項目だけでも、こんなにあります

一例として(あくまで一部分)ボーカルのレッスンの内容としてざっとあげるだけでもこんなにたくさんの項目があります。

一般的にボイストレーニングとして行われるエクササイズ、トレーニング項目

・ウォーミングアップ(ストレッチ、ブレストレーニング)

・ハミング、リップバブル(唇プルプル)、タントリル

・自分の声の響きを意識するトレーニング

・高音、低音の響きを意識するトレーニング

・音程をよくするトレーニング(インターバルを正確にとる練習)

・ 喉、舌の動きをよくするトレーニング

・滑舌トレーニング

・リズムトレーニング

・ソルフェージュ(譜面読み)

・イヤートレーニング

・ソロの取り方、スキャット(ジャズ希望の方)、フェイク

・譜面の書き方、読み方など

・レパートリーの練習(音程、発音、リズム、ダイナミクス、キュー出しなど)

これ以外にも音楽理論、編曲、作曲、ステージパフォーマンス、ボーカリストの健康管理など普段のレッスンでお伝えしている内容は多岐に渡ります。

そして、こういった一つ一つの項目を細分化し、それぞれの方の症状やウィークポイントに適切なエクササイズをお渡ししています。

例えば、音程をしっかりとってくるエクササイズの時は、英語の歌詞が苦手な方は一旦置いておいておいてもいいので、今はとにかく音程に注力して練習していきましょう…とか。

顎の脱力を意識してみましょう!という場合は、例えば音程が少しおかしくなってしまってもそこにはあまり意識を向けないで、顎の脱力にだけ集中してみる、と言うことができない方が非常に多いのです。

ボイストレーナーは(それ以外の分野の講師も皆さん同じだと思いますが)その生徒さんのウィークポイントに合わせてエクササイズをお渡しします。

それを生徒さんが自己流にアレンジ(変化させて)してしまうと、本来講師が伝えたいところが伝わらなくなってしまうのです。

 

レッスンでは自分が歌っているところだけではなく、レッスン全体を録音してくださいね!とお伝えします。

なぜかというと、エクササイズの前後になぜこういうことをするのか?ということを必ず伝えていますので、その部分も併せて理解することが、非常に重要になっていきます。

目的がなく練習をしている人が本当に多いです。ちょっと厳しい言い方をすると、私からしたら、それは単なる時間の浪費です。練習にすらなっていないです。

英語の発音を確認するために練習するのと、ダイナミクス(強弱)を意識して練習するのと、アプローチが全然違うし、チェックするポイントも全く違いますよね。

1)なぜそのエクササイズをするのかということをしっかりと理解しましょう。

2)自分のウィークポイントはどこなのかということを理解しましょう。

3)レッスンはできるだけ録音し、内容を覚えているうちに復習しましょう。

4)講師のお手本をできるだけ忠実に真似しましょう。

5)目的をもって練習をしましょう。単に歌っているだけでは時間の浪費です。