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[職業]ジャズシンガーってどんな仕事?ミュージシャンに必要な3つの要素

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ジャズシンガー になりたい!ジャズシンガーってどんな仕事?

今日は私の職業「ジャズシンガー」についてご紹介したいと思います。

この記事はどんな人向け?

・ジャズシンガーってどんな仕事なのかを知りたい。
・プロミュージシャンに興味がある。
・プロミュージシャンになりたいと思っている。
・自分はミュージシャンとして稼げるのか心配。
・どんなアーティストの影響を受けてプロシンガーになったのかを知りたい。
・ミュージシャンがライブ以外にどんな仕事をしているのかを知りたい。
・コロナ禍でミュージシャンがどんな活動をしているのかを知りたい。

それ以外にも、「ミュージシャンって普段どんな生活しているの?」と時々友人からもきかれます。日常生活が不明?とみんな言うので、ミュージシャンの生態についてお話ししたいと思います♪

ジャズシンガーとは、主にジャズを演奏するお店(ライブハウスやジャズバーなど)を中心にジャズの演奏をする歌手のことです。

とはいっても、お店で歌うだけではなく、様々な場所で演奏の機会があります。

例えばパーティーでの生演奏を依頼されることも多いですし、結婚式などのBGMとして呼ばれることもよくあります。自分が中心になって歌うだけでなく、バックコーラスとして有名タレントさんの後ろでハモったりするようなお仕事もあります。この写真のように時にはとても大きなホールで演奏させていただいたりもします。(なのでウエディングドレスのようなフワフワなドレスは着慣れすぎました。笑)その他、レコーディングの仕事や、音楽の専門家として専門学校や大学での講師として指導に行ったりもします。実際私も音楽大学でポピュラー系の音楽を学んでいる学生の授業を受け持ってています。

それ以外にも声を使う職業として、ナレーションやラジオのDJ、司会者など喋りの活動をしている方も多いです。

私が今までやった変わり種は、やっぱりまずは、カラオケバトルでしょうか。ある日突然届いた1通のメールから、ビックリ体験をしてきました。カラオケバトルの裏話はこちら。

どんな仕事をどれくらいの割合でやっているのか?

基本的に演奏関連のお仕事は、エージェントやお客さんなど、人とのつながりでいただくことが多いので、どんな内容の仕事をどれくらいやっているのか?という割合はアーティストによって異なると思います。なので、その仕事の割合によって、収入はそれぞれ全然違うと思います。

現在のようにライブ活動がほとんどできないような時は、ライブを中心に生計を立てているアーティストの収入は激減し、非常に辛い状況です。

ちなみに余談になりますが、メジャーレーベルに所属しているようなアーティストでも、ジャズ系のアーティストでマネージャーが常に同行しているようなアーティストはほぼいないです。みんな自分の荷物は自分で運ぶし、電車や自家用車で移動することが大半です。

そのほかに、音楽の仕事以外に別で本業の会社員の仕事を持っていて、夜や週末だけ演奏活動をしていると言うようないわゆる副業ミュージシャンの方も多いです。このご時世、なかなか音楽だけで食っていくのは大変ですからね。しっかりと収入源を得た上で、安心して音楽と向き合うのもアリだと思います。専業ミュージシャンだけが道ではないです。(逆に専業でやりたいのであれば、それなりの覚悟も必要かと・・。)

うさちゃん
うさちゃん
フリーランスで働いていくというのは、人とのつながりがとっても大切なのね。

ジャズボーカリスト、ジャズシンガーの魅力はどこ?

たくさんの魅力がありますが、やはり1番は二度と同じ演奏は無いと言うことだと思います。生演奏ならではの良さですね。

ジャズの演奏は、その時の楽器編成、お店の雰囲気、お客さんの様子等によって、同じ曲を演奏しても毎回全く違った演奏になります。

テンポや歌い回し、アドリブの様子なども毎回必ず違います。全く同じことをもう一度やってくれと言われても絶対できません。笑

そのため、毎回の演奏がとても尊く、そして大切なものとして感じられます。

ジャズを中心に演奏活動はしているものの、この写真のように敬老の日に地域のお年寄りの集まりに呼んでいただいて、ボランティアで一緒に日本語の曲を歌ったりするような機会もあり、こういう出会いも特別感があります。

また、曲さえ知っていれば、互いの言語が話せなくても、すぐに音楽を通じて仲良くなれると言うことも魅力の1つだと思います。何も打ち合わせをしていなくても、曲とキー、なんとなくのテンポさえ共有できれば、楽譜がなくても演奏できてしまうのです。

共演する相手の演奏を注意深く聞き、その場に最もマッチした演奏お互いに心がけることで、その瞬間にしか得ることができないような音楽を共有することができます。

もちろん初めて会う人と一緒に演奏するのは緊張するのですが、私の場合はそれ以上にワクワクしますね。たまたまセッションで会った人と一緒に演奏して、意気投合して、その後ライブを組んでみると言うようなことも。

私が大好きなバイオリニストの北床宗太郎さん(写真右側)との出会いも、偶然で、他のプレイヤーとちょっとした揉め事があり、他に誰か探さないといけなくなって、夫から紹介してもらって、はじめましての仕事が、400人規模のホールの仕事でした。いきなりすぎ!笑。

この時は夫が北床さんがイイプレイヤーだと言っていたのでそれを信じたのですが、本当に素晴らしいプレイヤーで、大正解の選択でした。まぁこういうこともあります。笑

ジャズシンガーの演奏はどんなところで聴けるの?

ジャズの演奏は、ライブハウスやコンサートホールなどで聞くことができます。

ライブハウスも、ポップスを中心に演奏しているライブハウス、ロックを中心に演奏しているライブハウス、などとそれぞれ特色がありますので、ジャズを聴きたければジャズを中心に演奏しているようなライブハウスを選びましょう。

最近ではジャズのライブハウスのまとめサイトのようなものもありますので、そういったものも参考にされると良いかもしれません。

特別好きなアーティストがいるわけではなく、なんとなくジャズを聴いてみたいと言う方は、いわゆるライブハウスではなく、BGMとしてジャズの演奏が聴けるようなジャズバー等を選ぶのも良いと思います。

お食事やお酒を楽しむ場にプラスして生演奏がついてくると言うような雰囲気だと、初心者も気張らなくても良いかもしれませんね。

ある程度お店の目星がついたら、出演者が誰なのかもチェックしてみましょう。自分が行きたい日の出演者の名前を検索すると大抵の場合はウェブサイトが出てくると思います。またYouTubeなどで音源を聴いて自分の好みの演奏かどうかもチェックしてみるのも良いと思います。

後はほとんどの店はウェブサイト経由や電話で予約が取れますので席の確保もしておくと安心でしょう。

どうしたらジャズシンガーになれるの?ミュージシャンに必要な3つの要素

残念ながら、これをやればジャズシンガーになれると言うような方法はありません。

ただ、ミュージシャンのような、ある意味特殊な芸事の仕事は、やはり技術と運、そして人脈だと思います。

うさちゃん
うさちゃん
演奏技術が最も重要で、運と人脈がその次に大切なのね!

ミュージシャンに必要な3要素は「演奏技術」「運」「人脈」

まずは最低限のプロとして認めてもらえるくらいの演奏能力がなければ、どれだけスタイルが良くて顔が可愛くても、ミュージシャンとしては認めてもらえません。(とは言っても、やはり人前に立つ仕事ですから、それなりの愛嬌とファンが出来るようなビジュアルもある程度必要だと思います。)

そして運も絶対必要です。私の場合は帰国してすぐに、ジャズフェスに出させていただいたり、様々なライブハウスに紹介していただいたり、コンペで優勝させていただいたりと、運がかなり良かったと思います。

もちろんジャズの名門のバークリー音大を出たばっかり、という要素もある意味、印籠のような役割だった気もします。その分期待が大きくなりますから、緊張もすごかったですが。自分の強みを存分に活かすことも大切ですね。

そして、人脈も絶対欠かせません。仲良くしてくださるイベンターさんやエージェントの方を中心にお仕事が回って行きますので、そういった方とよい関係を築くのも大切な要素です。

また、自分のことを好いてくれるようなお客さんが増えてきたら、そういった方たちがリピーターになってくれるように、気を配る必要もあります。お客さんとの良好な関係もとっても大事。そのためには、演奏内容を工夫したり、お客さんがどのようなものを欲しているのかをリサーチする必要もあります。

ときにはストーカーのように、メール攻撃にあったりすることもありますので、そういったことも注意が必要です。(また機会があれば警察のお世話になったお話も記事にしますね。今では笑い話にできますが、当時は自宅にも帰れず、非常に大変な思いをしました。)

話を元に戻しますが、技術をつけ、運を味方にし、人脈を大切にしながら、練習をしまくるという、いわゆる下積み時代を過ごすことが多いと思います。

どうやって音楽の仕事を見つけるの?

先ほども書いた通り、音楽関係の仕事は基本的には周りの人からの紹介や、ウェブサイト等からの問い合わせによって発生することが多いです。

ですので、自分の演奏を気にいってくださった方がパーティーのBGMとして呼んでくださったり、長くお付き合いをしているエージェントの方からお仕事をいただいたりと取引先は1つだけではありません。

ウェブサイトから直接問い合わせがあった際は、日程、予算、規模、内容の希望などをヒアリングした上で見積もりを出して、仕事を受注します。必要に応じて見積書や請求書などを出したりする必要もあります。もちろん確定申告もしっかり自分でやる必要があります。

これらの仕事はいわゆる受け身の仕事のやり方です。最近はこういった仕事のやり方以外にも色々と収入を得る方法が増えてきました。

オンラインで収入を多く得ているアーティストも増えてきました。

またシンガーをはじめ、ミュージシャンは演奏の仕事だけではなく、最近ではオンラインを中心に仕事を受注していると言う人も増えてきています。

音楽レッスンもオンライン形式で行うことも増えてきました。

うさちゃん
うさちゃん
コロナ禍の中、急速にオンラインでのレッスンやセッションの環境が整ったね!レッスンならZoom、オンラインセッションならSYNCROOMをみんなよく使っているね

ミュージシャンの仕事は演奏の仕事だけではありません。

シンガーとしてだけでなく、ミュージシャンはレコーディングや音源制作、楽譜制作など音楽に関わる様々な場面で、必要とされる仕事です。

例えば音源制作であればAudiostock(オーディオストック)やAudio jungle(海外)、楽譜制作であれば@エリーゼ、レコーディングの受注であれば、ココナラやランサーズなど、芸能エージェントを介さなくてもたくさんの仕事を受注することができるような時代になりました。こういった媒体を使って収入の柱を増やしているアーティストも少なくありません。

YouTubeで収益を得るアーティストも増えていますね。私もその1人ですが、YouTubeを収益化し、そこからの広告収入も得ています。

こういったところから収入を得られるようなサイクルを作ることで、ライブ活動ができなくても比較的安定して収入を得ることができます。

YouTubeってまだまだ稼げるの?(別記事:近日公開)

Audiostockって何?(別記事:近日公開)

楽譜を買うならどこがおすすめ?(別記事近日公開)

コロナ禍でミュージシャンは活動の場を制限されているからこそ収入源を分散させることが大切!

緊急事態宣言の発令など、コロナ禍でなかなかライブ活動が難しい現在、オンラインで収入を得ると言うのは非常に重要になってきています。

ミュージシャンって下積み時代が長いって聞いたことがあるけれど本当なの?

私の場合は、正直下積みの時期と言うのはほとんどなく、アメリカから帰国してすぐにいろんなライブハウスで出演させていただくような機会に恵まれました。しかしこのようなケースは、正直なところレアだと思います。

ただそんな私でも、帰国当初はかなり努力をしました。唯一知っていた数人のミュージシャンをたどって、彼らが出演しているライブに行き、1曲セッションで演奏させてもらう。その時に、共演者を紹介してもらい、また次の日はその共演者が出演しているライブに顔を出す。

そうすると昨日の今日なのでまだ顔覚えていてくれるし、今日も1曲歌う?と言っていただき、そこでも1曲シットイン(セッション)させてもらう。マスターに気に入ってもらって、運がよければそこでライブのブッキングし、また次の日は知り合いをたどって…という感じで、しばらくは毎日ライブに通いました。

私はタバコのアレルギーがあるため、喫煙可能なライブの日や、喫煙可能なお店でのライブは正直かなりきつかったです。しかしこういった草の根活動がなければ人脈も増やせませんし、下積み時代は必要不可欠なことかなと思います。

ちなみに、コロナ禍により、店内での喫煙は私の住んでいる名古屋地区ではほぼ全てNGになりましたね。私としてはありがたいですが、愛煙家の方は外に出て吸わなくてはいけなくなったので不便に感じるかもしれません。

ジャズボーカリストとジャズシンガーの違いは?

余談になりますが、「ジャズボーカリスト」と「ジャズシンガー」って何が違うの?と時々質問されます。

ジャズボーカリストとジャズシンガーの違いは、実際のところはありません。私自身も、紹介される時にジャズボーカリストと紹介されることもありますし、ジャズシンガーと紹介されることもあります。

なので、現場では実際のところ混同されながら使われているのかなと思います。ボーカリストもシンガーも両方とも歌詞を指す単語ですし、まぁさしているところはわかりますよね。笑

実際に現場で活動している私自身も、「ジャズボーカリスト」と「ジャズシンガー」とどちらで呼ばれても問題なく、言葉自体には大きな違いを感じていません。

でも、バンドの中のパートとして、ボーカルと呼ばれるのと、ボイスと呼ばれるのだと、指すところは少し変わるかなと思います。

「ボーカル」と「ボイス」がもつ意味合いは少し違う

ジャズの場合は、ボーカルと呼ばれると、いわゆるセンターに立って曲のメロディーを歌詞付きで歌うことを想定されていると思います。

逆にボイスと呼ばれると、いわゆる歌詞がなく、楽器の1つとして声を使うイメージです。この時歌詞は使わず、アーとかウーとか、どちらかと言うとスキャットなどに近いかもしれません。しかし、アドリブと言うよりは他の楽器のように歌詞を歌わずメロディーを奏でたりすることを想定されています。

ヴォカリーズという言葉があります。ヴォカリーズとは歌詞を伴わずに、母音の日で歌う歌唱法ですが、イメージとしてはそれに1番近いと思います。

私のオリジナル曲の中で、このような曲はいわゆるボーカルと言うよりは、ボイスと定義した方が良いかなと思います。

特に、現代のコンテンポラリージャズでよく出てくる役割です。

ヴォカリーズとヴォーカリーズの違いとは (別記事近日公開予定)

オススメのジャズシンガー、ボーカリストは?

ジャズを始めたての初心者でしたら、まずはサラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドお勧めします。男性でしたらナット・キング・コールやフランク・シナトラでしょうか。

これらのアーティストは、絶対外すことのできないジャズの大御所たちです。まずは彼らの演奏を堪能して、ジャズの魅力を感じましょう。

初めて聴くと、フェイクをしていたりと難しく聞こえるかもしれませんが、何度も何度も聴いている間に味わい深くなってくると思います。

さらに広げていくのであれば、自分の好みに合わせて、色々なアーティストを聴いていくと良いと思います。例えばボサノバなどを聴いていくのもいいですね。あとは、現代のアーティストだと、アメリカなのかヨーロッパなのか、それともイスラエルとかなのか、どのあたり出身のアーティストが好みなのか、そのあたりも聴き比べてみると楽しいと思います。

影響を受けたシンガーやボーカリスト、アーティストは誰?

私が最も影響受けたシンガーは、カーペンターズです。カレンは早くお亡くなりになりましたが、彼女の声は唯一無二のものだと思いますし、彼女のような歌が歌えるようになりたいと常に思っています。

カーペンターズにたくさんの楽曲を提供しているバートバカラックは、大好きな作曲家のうちの1人です。

その他にはスティングも好きですね。楽曲自体が非常に美しいですし、彼の歌い方や声も好きです。スティングが来日した際に1人でコンサートにも行きましたが、最近ではオーケストラと共演したり、ミュージカルの曲を担当したりと、幅広い活躍も魅力の1つです。

普段はどのようなトレーニングをしているの?

普段はいわゆるボイストレーニングのエクササイズを行っています。

普段からレッスンを行っているので、レッスンの中で生徒さんと一緒に歌って、基礎のトレーニングをしてしまうことも多いです。

一番たくさんやるのは、リップロールと呼ばれる唇をブルブルさせるものですね。その他に私の場合は特に午前中は声の立ち上がりが悪いので、低めの音域のエクササイズを多めにやります。

声のタイプは人によって違いますので、自分に合ったエクササイズを行うことが大事です。

別記事:あなたの声のタイプは?

 

ということで、今日はジャズシンガーという仕事をご紹介しました。楽しんでいただけましたら幸いです♪