ボーカルマニア

誰でも歌が上達する方法とは?簡単ボイトレエクササイズ1【リップロール】

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この記事を読むとこんなことが分かる

(全体を3分程度で読めます♪)

・声質を改善したい方へのアドバイス

・誰でも取り組みやすい簡単なボイストレーニングのエクササイズ

・リップロール(リップバブル、リップトリル)のやり方

簡単なトレーニングで、少しでも歌が上手くなりたい!

大きな舞台で、綺麗な衣装を身につけて、スポットライトを浴びて・・。シンガーってかっこいい!そんな風に思いますよね。みんなの注目を浴びて、気持ちいいだろうなーと思われる方も多いと思います。でも、実際のところ・・

ボーカリストの日常、日頃の練習というのは、とても地味なエクササイズを繰り返し練習するというのが基本です!とっても地味(笑)

よいボーカルコンディションを保つためのボイトレとは?まずは、誰でもできるトレーニング簡単編。

技術の上達には、歌に限らず全てのものに日頃の練習が全てですが、1つ1つのエクササイズはそんなに難しいものではありません。

今日はまずスタートということで1つエクササイズをお伝えします。短時間でもいいので、できるだけ頻繁に思い出して、エクササイズに取り組んでみてくださいね。

・エクササイズ自体はそんなに難しくありません。

・どちらかというと、継続することの方が難しいです。

・短い時間でいいので、同じエクササイズを継続してみましょう。

ボイストレーニングの内容は声の個性によって異なる。

ボイストレーニングのエクササイズは、声のタイプによって合う、合わないがあります。

そのため、間違った方法で行うと、声質が良くなるどころか、逆効果の場合もあります。

ですが、今回取り上げるエクササイズは、基本的には健康な声の持ち主であれば誰でも取り組んでいただいて大丈夫なものですので安心して取り組んでください。

無理のないように、そして、自分の声をしっかり聴きながら取り組んでみてくださいね。

簡単ボイトレ初級編:リップロール(リップトリル、リップバブル)

(1)リップロール(リップトリル、リップバブル)とは?

リップロールは、唇を閉じた状態で空気を吐いて、「ブルルル」と振動させるボイストレーニングの1つです。

唇周辺をリラックさせ、無駄な力みをなくすために非常に有効なエクササイズです。

逆に言うと、リラックスできていないと「ブルルル」という音が続かないため、自分の状態を把握するためにも有効ですし、ウォーミングアップとしても使える万能エクササイズです。

実際のレッスンの際にも必ずやります!リップロールが苦手な方もみえますが、これができないと、その後の進度にも大きく影響してくるため、おうちでも練習を重ねていただき、できるようになっていただきます。

慣れてくるとTVを見ながらや、お料理をしながら、お風呂に入りながらなど、何かをしながらでもできるようになるので、初心者にも手軽に取り組めるボイトレとして最適です。

こんな方は特に有効です。

・曲の途中で高い声がかすれてしまう。

・声が2層に分かれてしまう。(いわゆる地声と裏声がぱっくりと2つに分かれてしまう)

・息が続かなかない。

・高い声が出ない。

・音量のコントロールができない。

上記のことがうまくコントロールできない場合は、唇や喉周辺、声帯周辺に余計な力が入っている証拠です。しっかりコントロールできている場合は、無駄な力みがなく、スムーズにリップロールができるはずです。

また、息の量を一定に吐けない場合もリップロールの音色は続きません。

息継ぎがしにくいなど、呼吸方法がウィークポイントの方は、リップロールを使ってみると、「自分が一定の量で息を吐けているか?」どうかもわかるため、有効です。

無駄な力みがなくなると自然にリップロールが上達する。
つまり、リップロールがうまくできない=どこかに力みがあるという印

自分の指で唇周辺の筋肉が緩んでいることを感じながらリップロールを行ってみましょう。

 

(2)リップロール(リップバブル、リップトリル)のやり方

1.唇をやさしく閉じましょう。

唇をやさしく閉じ、奥歯は噛み締めないように気をつけます。顎や唇周辺をできるだけ脱力させます。指で軽く頬周辺をマッサージするのも良いと思います。

まずはとにかくリラックス!そのため、お風呂などゆったりしながら行ってみるのも良いですね!

人によっては、唇が乾燥しているとリップロールがやりにくいという方もみえます。

私自身は、唇が湿っていないとやりにくい!とは特別思いませんが、乾燥がやりにくさの原因になる場合もありますので、そういう方は適度に水分補給をして潤いを保っておくとやりやすい場合もあります。

2.指で唇にたるみを作ります。

紙に風を吹きかけた時にビリビリっと震える感じを想像します。

紙がピンと張っているとそこに風が吹きかけられてもビリビリと震えませんよね。逆に紙をゆるく持っているところに風を吹きかけるとビリビリと震えます。これと同じ状態を唇周辺で作るのです。

唇周辺に力みがある場合は、紙をぴんと張っているのと同じこと。できるだけたるみを作って震えるようにします。そのためには指で唇を中心に寄せ、たるみをつくるのです。

小さな振動よりも、大きく、まるでドナルドダックが声をだしているかのような音色をイメージしましょう。(近々動画でもお示ししますね!)

3.息を一定の勢いで吐きましょう。

息の量を調整しながら、唇が振動しやすい息の勢い、息の量を何度も変化させながら試しながら見つけていきましょう。最適な息の量は個々によって異なります。

あなたにとって、最適な息の勢い、息の量でできている場合は、唇が同じ速さで震えますよ。

リップロールをする際に、息を吐きすぎると上手くいきません。喉のあたりで、息をかるく塞き止めるような感じでキープしたまま、リップロールにトライしてみましょう。

息の吐き始めからしっかり唇が震えるように、息の量を少しずつ調節していくとうまく続けられます。これも結構ポイントです!

最適な息の勢い、息の量でできている場合は、唇が同じ速さで震えます!

同じ速さで震えない場合は、力みすぎ、もしくは息が足らなさすぎのどちらかです。

リップロールをする際に、息を吐きすぎると上手くいきません。喉のあたりで、息をかるく塞き止めるような感じでキープしたまま、リップロールにトライしてみましょう。

息の量などを変えてみながら、自分に合うペースをつかんでみてください。

4.できるだけ頻繁に行い、声や唇周辺の環境を整えていきましょう。

リップロールは、ボイストレーニングの中でも、最も喉への負担が少ないエクササイズの1つです。そのため、いつでも行って大丈夫です!

うまくできた時の感覚を忘れないよう、何度も繰り返しトライしながら、精度を高めていきましょう。

5.リップロールを行う際には、音色にも注目しましょう。

リップロールは唇周辺の力みを取っていくことだけでなく、声質も整えていきます。そのため、エクササイズを行なっている際の声質、音色にも注目しましょう。できるだけ無理のない音色を意識していきましょう。