ボーカルマニア

講師のお手本を忠実に真似できる人がとても少ない話

お手本のまま真似できる人はとっても少ない

今日は、講師のお手本を忠実に真似できる人がとても少ないという話です。

私がボーカルレッスンをしていてよく感じる事は、講師が言った通りのことをそのまま(自己流にせず)実践できる人がとても少ないと言うことです。ここだけ読むとかなり語弊があるので(すごい俺様!な講師みたいですよね。笑)、このあと細かく私の意図をお伝えしますが、今回のテーマは「学習者は自分なりに噛み砕いて理解をするという大切なプロセスを経て新しいことを学習していきますが、その過程で、講師が本来伝えている事とは違う内容にいつのまにか置き換わってしまうということがしばしばある」という点にフォーカスしてみたいと思います。

上記の内容をさらに具体的に言うと、「今回はここの点について注力をして練習してみましょう!」と伝えているのにもかかわらず、それ以外の部分まで自己流に勝手に変えてしまい(そのままでよかったのに…)結局バランスが取れず全く改善されていないと言うことに陥ってしまうのです。

ボーカルレッスンの項目だけでもこんなにあります

一例として(あくまで一部分)ボーカルのレッスンの内容としてざっとあげるだけでもこんなにたくさんの項目があります。

・ウォーミングアップ(ストレッチ、ブレストレーニング)
・ハミング、リップバブル(唇プルプル)、タントリル
・自分の声の響きを意識するトレーニング
・高音、低音の響きを意識するトレーニング
・音程をよくするトレーニング(インターバルを正確にとる練習)
・ 喉、舌の動きをよくするトレーニング
・滑舌トレーニング
・リズムトレーニング
・ソルフェージュ(譜面読み)
・イヤートレーニング
・ソロの取り方、スキャット(ジャズ希望の方)、フェイク
・譜面の書き方、読み方など
・レパートリーの練習(音程、発音、リズム、ダイナミクス、キュー出しなど)

これ以外にも音楽理論、編曲、作曲、ステージパフォーマンス、ボーカリストの健康管理など普段のレッスンでお伝えしている内容は多岐に渡ります。そして、こういった一つ一つの項目を細分化し、それぞれの方の症状やウィークポイントに適切なエクササイズをお渡ししています。

例えば、音程をしっかりとってくるエクササイズの時は、英語の歌詞が苦手な方は一旦置いておいておいてもいいので、今はとにかく音程に注力して練習していきましょう…とか。

顎の脱力を意識してみましょう!という場合は、例えば音程が少しおかしくなってしまってもそこにはあまり意識を向けないで、顎の脱力にだけ集中してみる、と言うことができない方が非常に多いのです。

ボイストレーナーは(それ以外の分野の講師も皆さん同じだと思いますが)その生徒さんのウィークポイントに合わせてエクササイズをお渡しします。そこから生徒さんが自己流にアレンジしてしまうと本来伝えたいところが伝わらなくなってしまうのです。

レッスンでは自分が歌っているところだけではなく、レッスン全体を録音してくださいね!と私がよく伝えているのは、エクササイズの前後になぜこういうことをするのか?ということを必ず伝えていますので、そこも併せて理解することが非常に重要になっていきます。

1)なぜそのエクササイズをするのかということをしっかりと理解しましょう。

2)自分のウィークポイントはどこなのかということを理解しましょう。

3)レッスンはできるだけ録音し、内容を覚えているうちに復習しましょう。

4)講師のお手本をできるだけ忠実に真似しましょう。

 

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